14mm、50mm、90mmときて、今日のレンズは300mm!
それまでの単焦点とは違いズームレンズです。
長くて重いのではたしてポラリエが耐えられるのか?、ただでさえ苦労している極軸合わせも更に難易度UP!、そもそも単焦点と比べて画質イマイチで暗いレンズ、ピント合わせもシビア、写す星をファインダー内に入れるのだけで一苦労。
とハードル上がりまくりで、正直撮る前から諦めモードでチャレンジだけはしとこ~位の気持ちで挑みました。

NND_1873
とりあえずISO感度の実験で、狙うは家の前からでも撮れる(と思われる)、”エータカリーナ星雲”。
ちなみに今日は満月で肉眼ではなーーんにも見えません^^;
ガイドとなる明るい星を目安に、たぶんこの辺!という場所を探り、カメラを何も見えない暗闇に向けISO400、4秒で撮った画像をフォトショップで明るく現像。(もちろん今回もポラリエ使用です。)
偶然にも(笑)、ちゃーんと捕える事ができました。パチパチ。

が、やはりノイズが多く画質は使い物になりません。

そこで昨日必死に研究した中で一番効果が高かった、フォトショップだけで行うコンポジット。
連写した8枚の画像のレイヤーを重ね、手作業で位置合わせ、不透明度を50%、33%、25%、20%・・・と重ね合わせて、ノイズを平均化して目立たなくしていきます。
そうしてできた画像が↓
ISO400-ダークなし
最初の写真と比べて暗闇の部分がかなりなめらかになりました。(スマホから見てる人はまったくわからないと思いますが。)

次は画面下が赤くなってしまっている、カメラの熱ノイズの処理。
最近覚えたダーク減算をかけてみると、
ISO400-ダーク有り
お~消えた!
素晴らし~!!
でもよーーーく見るとフォトショップの周辺減光補正の跡でうっすらと輪のようなものが現れています。


さて、お次は本題、ISO下げて編集で明るくした方が良いのか、ノイズが乗っても上げて撮った方が良いのかの比較です。

これまではISO400で撮った写真で実験してみましたが、次は適正露出あたりのISO1600で。↓
ISO1600-ダーク有り
お~~!こちらの方が全然綺麗!!
ISOはノイズを気にせず(あとで処理するので)、なるべく適正露出で撮った方が最終的に綺麗になりますね。(これの実験でした。)
フォトショップのレンズ補正(周辺減光)も優秀だと思っていましが、強く編集すると違和感のある跡が出てきてしまうので、上の写真は減光補正無しです。
ここから手作業で明るさ変えた方が結果自然ないい感じになりました。

というかそもそも狙った見えない天体を構図を決めて撮る事は不可能だし。長辺7000pix以上の大きさで、画像をトリミング無しで使う事はないので、周辺部分は切り捨て前提で問題ない気がします。

C-_Users_熊澤充_Desktop_編集済み_NND_1864_20170510_232003
という事で、上の編集に今までの星空ウェディングフォトで蓄積した秘密編集を加えて完成したのが、この写真。
右下の星がぐちゃっとある部分がエータカリーナ星雲です。(雲になっていませんが。)
満月の夜の、何も見えない空間から、これだけ撮れたら充分!
月が無くなったらどんな風に撮れるのか今から楽しみ~!!

Carina_Nebula
ちなみにちゃんとした天文台が撮影したエータカリーナ星雲はこんな感じ!
違いすぎる・・・・・・・(泣)


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be81d37c今更ながらインスタグラムはじめました。

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